ガイガーカウンターの仕組みと選び方|放射線測定器との違いを徹底解説
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測定器のディスプレイに表示される数値には、主に2つの単位が使われます。この2つを混同すると、測定結果の重大な読み違えにつながります。
1つ目はcpm(counts per minute)です。これは「測定器が1分間に放射線を検知した回数」を表す物理量です。検出器のサイズや構造によって検知効率が異なるため、同じ環境下でも大型のGM管は大きなcpmを示し、小型のGM管は小さなcpmを示します。
2つ目はμSv/h(毎時マイクロシーベルト)です。これは人体が受ける放射線の影響を考慮した「等価線量率・実効線量率」を表す単位です。本来、cpmからμSv/hへ換算するには放射線のエネルギー分布(核種)に合わせた校正(エネルギー補償)が必要です。
安価なガイガーカウンターの中には、セシウム137(Cs-137)のガンマ線のみを基準にして「一定の係数を単純に乗算してμSv/hを表示している」だけの製品が散見されます。天然の放射性鉱物や異なる核種、ベータ線が混ざった環境で測定すると、表示されるμSv/h値が実際の生体影響線量と大きく乖離する場合があるため、単位の換算根拠を理解しておく必要があります。