ハットトリックとは?帽子の由来から4得点の呼び名・条件まで徹底解説

ハットトリックとは?帽子の由来から4得点の呼び名・条件まで徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

ネット上のQ&AコミュニティやSNSで頻繁に議論を呼ぶのが、「ゴールにまつわる細かな判定ルール」と「他競技への伝播」です。ファンの間でも曖昧にされがちな誤解をクリアに整理します。

オウンゴールは個人のハットトリックに含まれるのか?

結論から述べると、オウンゴールは含まれるかという問いに対する公式ルール上の回答は「一切含まれない」です。自軍のゴールに誤ってボールを入れてしまうオウンゴールは、相手チームの得点として処理され、個人のゴールスコアには加算されません。

稀に、シュートが相手ディフェンダーに当たってコースが変わったケースで判定が揺れる場面が見られますが、FIFA(国際サッカー連盟)の公式基準では「元のシュートが枠内に飛んでいた場合はシュートを打った選手の得点」「枠外へのシュートが相手選手に当たって枠内へ入った場合は相手のオウンゴール」と厳密に規定されています。そのため、3点のうち1点が後にリーグ判定委員会によって「オウンゴール」へと訂正された場合、ハットトリックの記録は幻となって取り消されます。

アイスホッケーにおける「帽子投げ」の真相

北米のプロアイスホッケーリーグ(NHL)では、同一選手が1試合3得点を奪った瞬間に、観客席から無数のキャップ(帽子)が氷上へと投げ込まれ、リンク一面が帽子で埋め尽くされる壮観な光景が広がります。

このアイスホッケー帽子投げの真相については、1940年代のカナダ・トロントの老舗帽子店「ビルトモア・ハッツ」が、トロント・メープルリーフスの選手が3得点した際に帽子を贈呈するプロモーションを行っていたことに端を発します。やがてファン自身が「素晴らしいプレーを見せた選手へ、自分の帽子を投げ与えて敬意を表す」というダイレクトな賞賛アクションへと発展しました。現在では投げ込まれた帽子はアリーナスタッフによって丁寧に回収され、達成した選手本人が記念に選んだ数個以外は、地元の慈善団体や小児病棟へ寄付される心温まる仕組みが構築されています。

ダーツにおけるハットトリックの条件

パブカルチャーから世界的プロスポーツへと進化したダーツにおいても、ハットトリックという専門用語が日常的に使われます。

ダーツハットトリックの条件は、1スロー(手持ちの3本のダーツを投げる1ターン)において、「3本すべてを中央のブル(BULL)に命中させること」です。一般的なソフトダーツのカウントアップなどでは、中心の「インナーブル(50点)」と外側の「アウターブル(50点)」のどちらに入ってもブルとして扱われるため、3本連続でブルを射抜けばハットトリック達成のアナウンスとグラフィックが画面を彩ります。ただし、ハードダーツの厳密な公式戦ではインナーブル(50点)3本を「ブラックハット」、アウター(25点)混ざりを「ハットトリック」と区別することもあります。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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