なぜ和式便所は激減したのか?意外な健康利点と最新リフォーム事情
なぜ和式便所は激減したのか?意外な健康利点と最新リフォーム事情に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
急速に数を減らしている和式便所ですが、医学・生体力学の観点からは、洋式にはない優れた利点が存在することも事実です。一方で、身体に及ぼす負担やリスクも無視できません。双方の特性を客観的データに基づいて比較検証します。
医学的に立証されている和式トイレの健康メリットは、和式便所のしゃがみ方と姿勢にあります。深くしゃがみ込む姿勢(いわゆるスクワット姿勢)を取ると、大腸の出口を締め付けている「恥骨直腸筋」が完全に緩み、直腸から肛門までの管がまっすぐ開きます。このため、無理にいきむことなく自然な腹圧のみで短時間に排便を完了させることができ、便秘や痔の予防に極めて効果的です。
しかし、その利点を上回る形で問題視されたのが和式便所のデメリットと危険性です。最大の弱点は循環器系への負担にあります。しゃがみ込んで強い力でいきむと血圧が一時的に180〜200mmHg以上まで跳ね上がり、用を足して急激に立ち上がると一気に血圧が低下します。この急変動は、特に高血圧症や動脈硬化を抱える中高年にとって、脳出血や心筋梗塞、起立性低血圧による転倒を引き起こす致命的なリスクとなり得ます。