【2026年現地ルポ】杉並木と神話の静寂へ。いま世界が「戸隠 し 神社」に熱視線を送る理由

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約2キロメートルに及ぶ奥社への参道。中間地点に位置する朱塗りの随神門をくぐり抜けた瞬間、周囲の空気の質感が明らかに変わるのを感じるはずだ。そこに現れるのは、徳川家康の時代前後に植えられたとされる約500本のクマスター(杉)の大木群。高さ30メートルを超える巨木がどこまでも続く光景は、圧倒的な存在感を放っている。

「この参道を歩くだけで、頭の中の雑音が消えていくような感覚になります」。東京から夜行列車とバスを乗り継いで訪れた30代の女性エンジニアは、木漏れ日を見上げながらそう語った。参道後半は勾配が急になり、石段が続くため決して楽な道のりではない。しかし、汗をかきながら一歩ずつ進むプロセス自体が、参拝者に独特の達成感と深い静けさを与えている。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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