目のピントが合わない?斜視セルフチェック法と隠れ斜視のサイン徹底解説
目のピントが合わない?斜視セルフチェック法と隠れ斜視のサイン徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
自覚症状だけでは判断が難しい眼位のズレを客観的に把握するために、自宅で手軽に試せる代表的な2つのセルフチェック手法が存在します。スマートフォンのカメラ機能を用いた「角膜反射テスト」と、視線の動きを観察する「カバー・アンカバーテスト(遮閉・非遮閉試験)」です。
まず手軽に行えるのが、斜視セルフチェック写真を活用した角膜反射(ヒルシュベルグ)法です。部屋を少し暗くし、スマートフォンのフラッシュをONにした状態で、約1メートル離れた位置から正面のカメラレンズをじっと見つめて顔全体の写真を撮影します。撮影した瞳の拡大写真を確認した際、両目の瞳孔(黒目の中心)のほぼ中央に白い光の反射点が写っていれば正常です。もし片方の目だけ反射点が瞳孔の外側や内側にズレている場合、視線が正しい位置から逸脱している疑いが生じます。
もうひとつの有効な手段が、眼科の臨床現場でも基礎検査として用いられる遮閉テストです。
- ステップ1:室内の5メートル以上先にあるカレンダーの文字など、明確な目標物を両目で正面から見つめます。
- ステップ2:片目を手鏡やスプーン、手のひらなどで完全に覆い、5秒ほど目標物を見続けます。
- ステップ3:覆っていた手を素早く外した瞬間、その目が外側や内側から「スッ」と動いてピントを合わせ直す動きをするか確認します。
隠していた目を外した瞬間に視線が定位置へ戻る動きが確認された場合、普段は両眼で見る力(融像力)によってズレを補正しているものの、片目を隠すと本来のズレが現れる「斜位(隠れ斜視)」の傾向があると考えられます。この隠れ斜視の見分け方を把握しておくことで、慢性的な斜視や複視による目の疲れの原因を突き止める有力な手がかりとなります。