褥瘡の薬使い分け完全ガイド!色と浸出液で選ぶ最新外用薬の正解

話題沸騰中の 褥瘡の薬使い分け完全ガイド!色と浸出液で選ぶ最新外用薬の正解について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

外用薬は「有効成分(主薬)」とそれを保持する「基剤」で構成されています。臨床現場で最も重要な知見は、外用薬の選択とはすなわち基剤の選択であるという事実です。水溶性基剤(マクロゴール等)は水分を吸い寄せて創を乾かす方向に働き、油脂性基剤(ワセリン等)は水分を閉じ込めて創を保湿します。乳剤性基剤はその中間に位置します。現場で頻用される主要外用薬の特性を一覧表にまとめました。

薬剤名(商品名/一般名)基剤の種類と水分制御能適応病相と浸出液の目安臨床上の評価・現場の盲点ゲーベンクリーム
(スルファジアジン銀)乳剤性基剤(O/W型)
適度な吸水性と水分保持黒色期〜黄色期
浸出液:中等度〜多量
感染徴候あり強力な殺菌力と組織軟化作用を持つが、線維芽細胞への細胞毒性があるため良性肉芽には禁忌。ユーパスタコーワ
(白糖・ポビドンヨード)水溶性基剤(マクロゴール)
極めて強力な吸水・脱水力黄色期(〜浮腫性赤色期)
浸出液:多量〜過剰
感染・浮腫肉芽高浸透圧で組織浮腫を除去。乾燥した創に使うと激痛と組織壊死を招くためDryな創には厳禁。カデックス軟膏
(カドデキソマー・ヨウ素)吸水性ポリマービーズ基剤
高浸出液の持続的吸収ゲル化黄色期
浸出液:多量
感染・スラフ付着浸出液を吸ってゲル化しながらヨウ素を徐放。ユーパスタより刺激が少なく過度の脱水を防ぎやすい。ブロメライン軟膏
(パイナップル茎酵素)油脂性基剤
水分制御力は低く創面を保護黒色期〜黄色期
浸出液:少量〜中等度
硬い壊死組織の残存壊死組織のタンパク質を選択的に分解融解。健康肉芽に付着すると毛細血管を融解し出血を招くリスク。プロスタンディン軟膏
(アルプロスタジル α)水溶性基剤(マクロゴール)
浸出液を吸収し創を乾燥傾向へ赤色期
浸出液:中等度〜多量
微小循環不全局所血流改善と肉芽形成。水溶性基剤のため、浸出液の少ない創に使うと乾燥して肉芽が衰退する。アクトシン軟膏
(ブクラデシンナトリウム)油脂性基剤(精製ラノリン等)
強力な水分保持・保湿密閉赤色期〜白色期
浸出液:少量〜乾燥
肉芽形成・上皮化不全血流促進と肉芽増殖の切り札。浸出液が多い創に塗ると浸軟を起こして創縁を破壊するため禁忌。オルセノン軟膏
(トレチノイン トコフェリル)油脂性基剤
創面を保護し乾燥を防止赤色期〜白色期
浸出液:少量
上皮化促進期新生血管増殖と上皮形成を促進。刺激感が少ないが、浸出液が多い環境では効果が半減する。フィブラストスプレー
(トラフェルミン/bFGF)液剤(スプレー)
基剤による水分移動なし赤色期(清浄創面)
浸出液:不問
良性肉芽の停滞創遺伝子組換え線維芽細胞増殖因子。感染創や悪性腫瘍のある部位には禁忌。冷所保存と噴霧手技の徹底。
伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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