鎌倉の竹林「報国寺」の現在地!混雑回避と抹茶の作法・英勝寺徹底比較

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鎌倉東部の浄明寺エリアに鎮座する臨済宗建長寺派・報国寺。この寺院の歴史は、建武元年(1334年)、室町幕府を開いた足利尊氏の祖父・足利家時が開基となり、名僧・天岸慧広(仏乗禅師)を開山として創建されたことに端を発します。足利氏一族の菩提寺として栄え、後に鎌倉公方・足利氏が滅びゆく契機となった永享の乱(1438年)の悲哀を今に伝える「やぐら(中世武士の洞窟墳墓)」が境内の奥に静まり返っています。

世界中の旅人を魅了してやまない「竹の庭」は、本堂の裏手に広がっています。約2,000本の孟宗竹が天に向かって真っ直ぐに伸びる空間は、寺の歴史と自然の造形美が見事に調和した空間です。京都・嵐山のような広大な観光道路沿いの竹林と異なり、報国寺の竹林は禅寺の境内という閉じたサンクチュアリの中に存在します。谷戸特有の急峻な地形が外の喧騒を遮断し、竹の葉が擦れ合う「サワサワ」という葉擦れの音と、小鳥のさえずりだけが反響する環境が保たれています。

現地を訪れると、竹の幹一本一本の間隔が極めて均整を保って間伐・管理されていることに気づかされます。これは寺院関係者や庭師によって、日光が程よく苔むした林床に届くよう、世代交代を計算しながら維持されている賜物です。木漏れ日が差し込む午前中、あるいは雨露に濡れて青さを増す午後など、訪れる刻限や天候によって全く異なる表情を見せてくれます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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