裁判官の給料・年収の真実!初任給から最高裁長官の報酬まで徹底解剖
裁判官の給料・年収の真実!初任給から最高裁長官の報酬まで徹底解剖の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
ネット上の法曹掲示板やSNSでは、「裁判官は公務員バッシングの影響を真っ先に受けるのではないか」「不況になれば給料を削られるのではないか」といった誤解が散見されます。しかし、ここには憲法上極めて強固な防壁が存在します。
憲法が守る「報酬減額の禁止」という鉄の盾
日本国憲法第79条第6項および第80条第2項には、「裁判官は、在任中、相当額の報酬を受け、これは、在任中、減額されない」と明記されています。これは、時の政権や議会が意に沿わない判決を下した裁判官に対し、兵糧攻めのように給与を削減して圧力をかける行為を未然に防ぐための世界標準の法理です。
民間の景気が極端に悪化し、一般公務員の給与が引き下げられる局面(人事院勧告によるマイナス改定)においてのみ、実質的な均衡を図るための法改正が行われる例外的判例はありますが、恣意的な減給や個別の懲罰的減給は一切許されません。倒産リスクがゼロである点も含め、生涯にわたる収入の安定度という観点では日本屈指の安全資産と言えます。
生涯賃金を支える手厚い退職手当とセカンドキャリア
裁判官の定年は、簡易裁判所判事および最高裁判所裁判官が70歳、それ以外の高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所の判事・判事補は65歳と定められています。定年まで全うした場合の退職手当(退職金)は、勤続年数や最終号俸に応じて約6,000万〜7,000万円前後に達すると見積もられており、一般企業の退職金平均を遥かに上回ります。
さらに、退官後のキャリアパスも極めて盤石です。60代で早期退職や定年退職を迎えた元裁判官(ヤメ判)は、公証人への任命や大手・準大手法律事務所の客員弁護士(オブ・カウンセル)、あるいは上場企業の社外取締役・監査役として引く手あまたです。法曹界での揺るぎない信用を背景に、70代になっても年間数千万円規模の安定収入を維持するケースは決して珍しくありません。