篆刻の持ち手デザイン完全攻略!印鈕の彫り方と失敗しない印材選び
篆刻の持ち手デザイン完全攻略!印鈕の彫り方と失敗しない印材選びの特集記事をお届けします。専門的な知識がチェックできます。
Q1:印面を彫る前と後、持ち手(印鈕)はどちらのタイミングで彫るべきですか?
A1:原則として「持ち手を先に彫る(または荒彫りまで済ませる)」のが鉄則です。先に印面を仕上げてしまうと、持ち手を加工する際の強い圧力や印床への固定によって、せっかく彫った印面のエッジが欠けてしまう重大なリスクがあるためです。印面側はマスキングテープや木片で厳重に保護して作業しましょう。
Q2:専用の彫刻刀がない場合、市販の木工用彫刻刀で代用できますか?
A2:木工用彫刻刀の代用は避けてください。木工用の刃は鋼が薄く、石材の硬度に耐えられずに刃先が一瞬で欠けてしまいます。必ず篆刻専用の超硬合金(タングステン鋼やハイス鋼)で作られた印刀、または石彫用の平刀・印刀を使用してください。
Q3:獣鈕のような複雑な彫刻の下絵はどうやって石に転写すれば良いですか?
A3:石の表面に薄く白墨(チョーク)や水性顔料を塗り、乾燥させた上から鉛筆や極細の油性ペンで直接アタリを描き込みます。左右対称の正確な意匠を作りたい場合は、トレーシングペーパーに描いたデザインをカーボン紙で転写するか、上面・前後の各方向から見た簡易三面図を手元に置いて確認しながら進めると狂いが生じません。