Facetime通話料は本当に無料?ギガ激減の真相と海外の落とし穴

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ネットの知恵袋や相談窓口で定期的に炎上するトピックが「FaceTimeを使ったはずなのに、携帯料金に数万円の請求が上乗せされていた」という被害報告です。Appleから通話料の請求書が届くことはシステム構造上あり得ません。それにもかかわらず、なぜこのような悲劇が起きるのでしょうか。取材によって浮き彫りになったのは、ユーザー側の「3つの致命的な操作ミスとシステムの切り替え」です。

第1の要因は、通常の発信ボタンとの誤認です。iPhoneの連絡先アプリや履歴画面には、青い電話アイコン(通常の音声通話発信)と、ビデオカメラのアイコン(FaceTime発信)が並んでいます。FaceTimeを発信したつもりで、指がわずかにずれて通常回線を発信してしまった場合、キャリアの通常通話料(30秒22円、1時間で2,640円)が冷酷にカウントされます。

第2の要因は、通信圏外やネットワークエラーによる通常通話への自動フォールバックです。電波状況が不安定な場所でFaceTimeを開始しようとすると、端末側が「FaceTime接続に失敗しました」と判断し、画面上に「通常通話で発信しますか?」というダイアログを表示することがあります。ユーザーが画面の文字をよく読まずに「はい」や発信ボタンをタップしてしまうと、無料のインターネット通話ではなく、高額な従量課金通話回線へと接続がすり替わってしまうのです。

第3の要因は、相手が非対応端末(Android等)だった場合の自動SMS・通話移行です。相手がFaceTimeに対応していない電話番号に対して発信を試みた結果、通常の携帯発信や国際SMS発信となって課金されるケースが多発しています。Apple端末の流麗でシームレスなUI(ユーザーインターフェース)の心地よさが、皮肉にも「いまどの回線を使って話しているか」という警戒心を麻痺させてしまうのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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