『Seven Days War』の真実と制作秘話|名曲が今も愛される理由
『Seven Days War』の真実と制作秘話|名曲が今も愛される理由の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
1988年8月、宗田理のベストセラー小説を実写化した映画『ぼくらの七日間戦争』が公開されました。当時弱冠15歳だった宮沢りえの圧倒的な透明感とともに、映画の骨格を決定づけたのがTM NETWORK(宇都宮隆・小室哲哉・木根尚登)による主題歌および劇伴音楽です。
小室哲哉は本作において、単にシングル曲を提供するだけでなく、映画全体のサウンドトラックを丸ごとプロデュースするという当時としては異例の手法を採用しました。制作現場では、映画のラッシュフィルム(未編集映像)をスタジオに持ち込み、ストップウォッチで映像のカット割りと秒数を測りながらシンセサイザーのシーケンスを打ち込む作業が昼夜を問わず続けられました。当時最新鋭だったSynclavier(シンクラヴィア)やRoland S-50などのサンプラーを駆使し、デジタルとオーケストレーションの融合を極限まで追求した現場の熱量は、今なお語り草となっています。
先行シングルとして1988年7月21日にリリースされた本楽曲は、オリコン週間シングルチャートで最高3位を記録し、累計売上は30万枚以上を突破。TM NETWORKがスタジアム級のトップアーティストへと駆け上がる決定打となりました。