サッカーW杯前回優勝国はどこ?メッシ悲願の軌跡と歴代王者の系譜
サッカーW杯前回優勝国はどこ?メッシ悲願の軌跡と歴代王者の系譜について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
カタール大会の決勝については、「アルゼンチンの完勝劇になりかけた試合」と振り返られることも少なくありません。しかし、敗れたフランス代表が見せた地力と戦術的対応力こそ、決勝戦を神話的な名勝負へと昇華させた決定的な要因でした。
フランス代表は大会期間中、主力選手の相次ぐ離脱(ベンゼマ、ポグバ、カンテら)やウイルス感染による体調不良という極限の逆境に立たされていました。決勝戦の前半、ディディエ・デシャン監督は開始わずか41分でジルーとデンベレの主力2枚を同時に交代させるという、W杯決勝史上類を見ない冷徹な采配を振るいます。
この決断が功を奏し、後半から投入されたコロ・ムアニとテュラムの前線からの強烈なプレッシングによって試合の流れは激変。そして覚醒したキリアン・エムバペが、自らの卓越した個の力で試合を振り出しに戻しました。エムバペは決勝でのハットトリックにより大会通算8ゴールを記録し、エムバペ得点王(ゴールデンブーツ)を獲得。23歳にしてW杯通算得点数を「12」に伸ばすという驚異的な足跡を残しました。敗軍の将となりながらも、エムバペが残した強烈なインパクトは、次代のサッカー界を牽引する絶対的スターの証明となったのです。