TppとCptppの違いとは?米国離脱の真相と2026年最新動向
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経済産業省および内閣官房の試算や産業界の報告に基づくと、CPTPPの発効は日本の実質GDPを中長期的に押し上げる確固たる効果を発揮してきました。最大の恩恵を享受したのは、自動車・機械・化学品などの製造業分野です。
これまで高関税が課されていた中南米諸国(メキシコやペルー)や東南アジア(ベトナムやマレーシア)向けの輸出関税が段階的に撤廃され、日本の強みであるサプライチェーンの連結が劇的に効率化されました。さらに「完全累積」と呼ばれる原産地規則により、CPTPP域内複数の国にまたがって生産・加工された中間部材であっても域内原産資格を得やすくなり、多国籍生産体制のコスト競争力が高まりました。
一方で、国内の農林水産分野には防衛策が講じられました。重要5品目(米、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物)については関税撤廃の例外扱いとし、セーフガード(緊急輸入制限)や国別枠の設定によって打撃を最小限に抑え込んでいます。現場の農家からは安価な輸入品の流入に対する懸念の声が根強く存在したものの、政府による体質強化支援や輸出拡大施策とセットで進められた結果、極端な市場崩壊は回避されています。