佐川急便創業者・佐川清の光と影|巨大運送帝国と巨額資産の全真相

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佐川清は1922年3月16日、新潟県中頸城郡板倉村(現・上越市板倉区)の旧家に生まれました。地元の上田町にある有恒学舎で学んだ後、家業に従事し、16歳で上京して土建業やとび職の世界に身を投じます。戦後の1948年には建設業「佐川組」を設立するなど、若くして事業欲と現場統率力を発揮していました。

転機が訪れたのは1957年3月、京都の地でした。妻の幸枝氏とともに、元手わずか自転車2台から荷物運搬業「飛脚運送」を創業したのが、佐川急便創業の歴史の原点です。当時、大手運送会社が見向きもしなかった中小企業の小口貨物や、京都・大阪間の特急便需要に目をつけた佐川は、早朝から深夜まで泥まみれになって荷物を運び続けました。顧客の要望があればどんな無理難題にも応える「飛脚精神」は、関西の商人たちの心を瞬く間に掴んでいきます。

1966年には「佐川急便株式会社」へと改組。佐川清が編み出した画期的な仕組みが、「走った分だけ青天井で稼げる」徹底した高額歩合給システムでした。ドライバーに猛烈なモチベーションを植え付け、昭和40年代から50年代にかけて「佐川のドライバーなら月給100万円超、家が数年で建つ」と呼ばれる「佐川ドリーム」を生み出します。佐川清の経歴は、泥臭い現場の汗を絶対的な原動力として巨大物流網を編み上げた、立志伝中の猛将そのものでした。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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