大腸がんの便の色とは?危険な血便の見分け方と初期症状のサイン
大腸がんの便の色とは?危険な血便の見分け方と初期症状のサインについて押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
大腸がんによって生じる便の色の変化は、腫瘍ができた「場所(部位)」と「出血の鮮度」によって明確な違いが生じます。大腸は約1.5〜2メートルの長さがあり、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸へと続いています。出血した地点から肛門までの距離が長いほど血液は酸化して黒ずみ、肛門に近ければ新鮮な赤い色を保ったまま排出されます。
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日常のセルフチェックで確認できる便の色と危険度の目安は以下の通りです。
1. 暗赤色便(赤ワイン色・赤黒い便):危険度【高】
盲腸や上行結腸、横行結腸など、大腸の奥(右側結腸)から出血している場合に見られます。血液が腸内細菌や消化液と混ざり合いながら時間をかけて運ばれるため、鮮やかな赤ではなく、赤ワインや熟したイチゴジャムのような赤黒い色に変色します。
2. 鮮血便(真っ赤な血が混ざる便):危険度【高】
S状結腸や直腸など、肛門に近い左側結腸にがんがある場合に見られるサインです。出血してから体外へ出るまでの時間が短いため、酸化されずに鮮やかな赤色を保ちます。便の表面に血が筋状に付着している、あるいは便そのものに鮮血が練り込まれている状態が特徴です。
3. 黒色便(タール便・イカスミのような真っ黒な便):危険度【極めて高】
主に胃や十二指腸などの上部消化管からの大量出血で現れるサインですが、盲腸や上行結腸など大腸の最深部でじわじわと出血している場合にも見られます。海苔の佃煮やタールのように粘り気があり、異臭を放つ黒い便が出た場合は、消化管のどこかで重篤な出血が起きている証拠です。
4. 粘血便(ドロッとしたゼリー状の粘液と血が混ざる便):危険度【極めて高】
進行したがんの表面が崩れて潰瘍化すると、壊死した組織や分泌された粘液が血液とともに便へ混入します。便全体がドロッとした粘液に覆われ、血液が混ざり合っている状態は、進行大腸がんや潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の典型的な兆候です。