イーハイフン閉店の真相と理由解明|なぜ消えた?復活の可能性と現在

イーハイフン閉店の真相と理由解明|なぜ消えた?復活の可能性と現在の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。

ストライプインターナショナルを代表する基幹ブランドといえば、国民的知名度を誇る「アースミュージックアンドエコロジー(earth music&ecology)」です。同じグループ内でなぜイーハイフンワールドギャラリーだけがブランド終了の判断を下されたのか、その境界線はターゲット層の裾野の広さとカニバリゼーション(共食い)にありました。

項目イーハイフンワールドギャラリーアースミュージックアンドエコロジー編集部の見解・評価主たるターゲット年齢層10代後半〜20代前半(学生・若年社会人)10代〜40代以上(ファミリー・幅広い層)イーハイフンは可処分所得が低い若年層に偏重し、客単価の上昇が困難だった。デザイン系統・世界観マニッシュ×ガーリー(エッジ・個性重視)ナチュラル&フェミニン(定番・日常着)独自性が高かった反面、トレンドの移り変わりによる需要変動リスクに直面した。平均価格帯(トップス等)約3,000円〜6,000円約2,000円〜5,000円GUやSHEIN等の超低価格帯の普及により、価格優位性の維持が極めて難化した。店舗展開・立地特性ファッションビル・駅ビル中心郊外型モール・ロードサイド・駅ビル家賃比率の高い都心ファッションビルへの依存が、コロナ禍で直接的な打撃となった。ブランドの結末・現在2026年全店閉店・事業終了主力ブランドとして存続・DX推進中企業防衛のため「選択と集中」が行われ、収益力の高い基幹ブランドへ経営資源を集約。※ストライプインターナショナル各期決算資料・プレスリリースおよび業界調査データをもとに編集部作成。

ストライプ社は当時、アースミュージックアンドエコロジーに加えて、より大人向けの「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」や「グリーンパークス(Green Parks)」など多角的なブランドポートフォリオを形成していました。その中で、ターゲット層が10代〜20代前半と狭く、少子化の影響を最も受けやすかったイーハイフンは、グループ内でのポジショニングが徐々に曖昧になっていったのです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest