トマトの病気一覧と対策!葉の斑点や変色を見分ける最新予防法

トマトの病気一覧と対策!葉の斑点や変色を見分ける最新予防法の総合ガイドをご紹介します。役立つ情報が詰まっています。

果実に現れる代表的トラブルといえば、果実底部が平らにへこんで黒褐色に乾腐する病気です。このトマト尻腐れ病の原因と対策において知っておくべきは、これが感染症ではなく栄養代謝の乱れによる生理障害であるという点です。

根幹にあるのはカルシウム欠乏症トマト対策の不徹底です。土壌中のカルシウム(石灰分)不足だけでなく、真夏の猛暑による極端な乾燥、あるいは過剰なチッソ肥料の投与によって樹勢が暴れ、カルシウムの吸収が阻害されることで発生します。すでにお尻が黒くなった実は元に戻らないため速やかに摘果し、残りの実を守るために「塩化カルシウムの葉面散布剤」を噴霧するとともに、敷きワラによる土壌水分の安定化を図ります。

対照的に、感染したら二度と治らない厄介なウイルス病がモザイク病です。トマトモザイク病の対処法は「予防」と「感染株の迅速な隔離」に尽きます。葉に濃淡のまだら模様が出たり、葉先が細く萎縮して糸状になったりします。アブラムシなどの吸汁害虫によって媒介されるほか、感染株に触れたハサミや手で別の健康な株を芽かき・整枝することでも容易に二次感染します。ハサミの加熱・アルコール消毒を徹底し、発病株は見つけ次第根ごと抜き取って処分することが、周囲の株を守る唯一の防壁です。

開花期から梅雨期にかけて多発する灰色かび病には、トマト灰色かび病の農薬として定評のあるボトピカ水和剤(生物農薬)やサンボルドー、カリグリーンなどを早期に散布し、咲き終わった花弁(花落ち不良)が実に付着したまま湿気るのを手作業で取り除く「花がら摘み」が劇的な予防効果を発揮します。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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