足背動脈触知の正しい位置とコツ|触れない原因とAsoの見極め方

足背動脈触知の正しい位置とコツ|触れない原因とAsoの見極め方の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

触知手技において最も多い失敗は、「強く押しすぎて血管を押し潰してしまうこと」です。動脈の拍動を明瞭に感知するための具体的なステップとポイントを押さえておきましょう。

1. 触知に用いる指と当て方
触知には、人差し指・中指・薬指の2〜3本の指腹(腹の部分)を揃えて使用します。指先を立てると接地面が狭くなり脈を逃しやすくなるため、指の腹全体を柔らかく密着させます。なお、検者自身の親指を使うと、親指自身の強い動脈拍動を患者の脈と誤認する原因になるため避けてください。

2. 圧迫の強さと加減
最初は皮膚にそっと触れる程度の非常に軽い圧から始め、徐々に圧を加えて骨の硬さを感じる手前で止めます。強すぎる圧迫は動脈の内腔を閉塞させ、本来あるはずの拍動を消してしまいます。微弱な脈ほど「フェザータッチ(羽毛のような軽い触れ心地)」から段階的に圧を調整する感覚が求められます。

3. 左右差の比較
足背動脈の評価では、必ず両足同時に触知して左右差を比較します。片側のみの拍動減弱や消失は、局所的な血管狭窄や閉塞を強く示唆する重要な所見です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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