満員御礼なのに空席があるのはなぜ?意外すぎる基準と大相撲の真相を徹底解説
満員御礼なのに空席があるのはなぜ?意外すぎる基準と大相撲の真相を徹底解説についての真相をご紹介します。
「満員御礼(まんいんおんれい)」という言葉のルーツは、江戸時代の歌舞伎狂言や勧進相撲の客引き文化に遡ります。当時は寄席や芝居小屋に観客が溢れかえる状態を「大入(おおいり)」と呼び、看板を掲げて通行人にアピールしていました。これが明治以降の近代大相撲の発展に伴い、定員制の常設館(初代両国国技館など)が整備される中で、入場者数が基準に達したことへの感謝を象徴する四字熟語として「満員御礼」が定着したとされています。
日本相撲協会の歴史において、今なお語り継がれる金字塔が「666日連続満員御礼」という驚異の歴代記録です。この記録は、若花田・貴花田(後の横綱・若乃花と貴乃花)の兄弟が入幕し社会現象を巻き起こした「若貴ブーム」真っ只中の1989年(平成元年)11月場所11日目から、1997年(平成9年)5月場所2日目まで、足掛け8年・計45場所にわたって樹立されました。
2020年代前半の感染症拡大による入場制限や無観客開催という苦境を乗り越え、2024年から2026年に至る現在の本場所では、若手力士の台頭やインバウンド(訪日外国人観光客)需要の爆発的な高まりによって、東京場所のみならず地方場所(大阪・名古屋・福岡)でも初日から千秋楽まで全日「満員御礼」および「札止め」を記録する活況が日常を取り戻しています。