Back Number「スーパースターになったら」歌詞解釈と誕生秘話
Back Number「スーパースターになったら」歌詞解釈と誕生秘話の重要ポイントを解説します。専門的な知識がチェックできます。
フロントマンである清水依与吏(作詞作曲)がバンドを結成したきっかけそのものが、「付き合っていた女性を別のバンドマンに奪われたこと」であったのはファンの間では有名な事実です。型落ちの自分を捨て去った彼女を見返したい、自分の音楽を認めさせたいという剥き出しの反骨心は、back numberのクリエイティビティの源流でもあります。
2012年にリリースされた3rdメジャーアルバム『blues』のラストを飾る本作には、そうした清水の原体験が色濃く投影されています。失意のどん底で生まれた悔しさを、陰鬱なバラードではなく、あえてアップテンポでエモーショナルなビートに乗せて解き放つ。このアプローチによって、楽曲は私小説的な枠組みを飛び越え、誰もが抱える挫折や劣等感を吹き飛ばす応援歌へと昇華されました。
当時のインタビューでも語られていた通り、カッコ悪い自分を包み隠さずさらけ出し、それを極上のポップロックへと仕立て上げる制作手法は、本作において一つの完成形を迎えました。アルバム『blues』が今なおバンドのキャリアにおける重要作として語り継がれる理由が、まさにこの楽曲の存在に集約されています。