ラフロイグ10年はなぜ中毒者を産むのか?正露丸と絶賛の真相
ラフロイグ10年はなぜ中毒者を産むのか?正露丸と絶賛の真相についての真相をお届けします。
アイラモルト選びにおいて初心者が陥りがちなのが、「どれも同じ煙くさいウイスキーではないか」という誤解です。しかし、製法や熟成樽の差によってその表情は大きく異なります。
ラフロイグ クオーターカスクとの違い
兄弟分である「クオーターカスク」は、通常の樽の4分の1程度の小さな樽(クオーターカスク)で追加熟成を行っています。樽と原酒の接地面積が広くなるため、木樽由来のオーク香やバニラ香、スパイシーさが急速に原酒へと移ります。10年が「ピートと薬品香のストレートな鋭さ」を持つのに対し、クオーターカスクは度数48度ということもあり、「濃厚なコクと力強いウッド感」が前面に出る設計です。
ボウモア12年との比較
同じアイラシングルモルトを代表する「ボウモア12年」との違いは、ピートの濃度と樽使いにあります。ボウモアはピートの焚き込み度合いがラフロイグの半分程度と穏やかで、シェリー樽原酒をブレンドすることでダークチョコレートやドライフルーツのような華やかさを付与しています。「アイラの女王」と称されるボウモアに対し、ラフロイグが「アイラの王(あるいは異端児)」と呼ばれるのは、バーボン樽主体のキレ味鋭いピート香が際立っているためです。