チェルノブイリ「象の足」の現在とは?致死量の塊を撮影できた衝撃の真相
チェルノブイリ「象の足」の現在とは?致死量の塊を撮影できた衝撃の真相について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
「象の足」が発見された直後、測定器が示した放射線量は常軌を逸していました。塊の表面付近における線量は毎時約8,000〜10,000レントゲン(約80〜100シーベルト/h)と記録されています。一般的な胸部X線検査で浴びる被曝量が約0.05ミリシーベルトであることを考えると、まさに桁違いの放射能の塊でした。
この環境下に生身の人間が無防備で立ち入った場合、人体には以下のような壊滅的影響が生じます。
放射線を大量に浴びると、放射線が細胞内の水分を電離させて活性酸素を爆発的に発生させ、DNAの二重螺旋構造をズタズタに切断します。これにより細胞分裂が不可能となり、新陳代謝の激しい消化管粘膜や造血組織が破壊され、全身の内臓が崩壊していくことになります。「象の足」は、まさに不可視の死の光線を放つ怪物でした。