坂倉建築研究所の凄さとは?名建築の系譜と再開発の現在を徹底解剖

坂倉建築研究所の凄さとは?名建築の系譜と再開発の現在を徹底解剖について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。

日本におけるモダニズム建築の原点を語るうえで、創業者である坂倉準三の経歴は欠かせません。東京帝国大学で美術史を学んだ後、1929年に渡仏した坂倉は、近代建築の三大巨匠のひとりであるル・コルビュジエのアトリエに入所。前川國男や吉阪隆正とともに「コルビュジエの日本人弟子」として薫陶を受けました。

彼の名を世界に知らしめたのが、1937年パリ万博日本館です。日本の伝統的な軸組構造の美学と鉄骨・ガラスによる近代建築の手法を見事に融合させ、同万博建築部門のグランプリを受賞。西洋の模倣に留まらない「日本独自のモダニズム」を提示し、国際的な名声を獲得しました。

帰国後に設立された坂倉建築研究所が一貫して追求したのは、「ヒューマンスケール(人間の尺度)」に基づいた空間設計です。幾何学的な純粋さの中に、触れる素材の温かみや光の入り方を綿密に計算するスタイルは、現在に至るまで同社のアイデンティティとして受け継がれています。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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