バサロは何メートルまで潜水可能?15Mルールの理由と鈴木大地の真相
バサロは何メートルまで潜水可能?15Mルールの理由と鈴木大地の真相とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
バサロ泳法と15メートルルールを巡っては、水泳経験者であっても誤認しやすいポイントがいくつか存在します。ネット上で流布している代表的な勘違いを整理しました。
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最も多い誤解が「バサロキックという泳ぎ方そのものが禁止された」という思い込みです。禁止されたのはあくまで「15メートルを越えて潜水し続けること」であり、15メートル以内であればスタート後やターン後にバサロキックを打つことは完全に合法です。実際、現代の世界トップ選手たちも15メートル手前まではバサロ(背泳ぎ用ドルフィンキック)を駆使して加速しています。
また、「バサロは鈴木大地が開発した独自の泳法」という認識も正確ではありません。泳法の名称は、1970年代後半に個人メドレーで活躍したアメリカの競泳選手ジェシー・バサロ(Jesse Vassallo)に由来します。彼が背泳ぎのターン後に水中で打っていたうつ伏せに近い特殊キックを、鈴木氏の恩師である郷里のコーチ陣や順天堂大学の研究チームが科学的に分析・発展させ、洗練された武器として完成させたのが歴史の経緯です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
15メートル制限というルールの存在を踏まえ、一般のマスターズスイマーやジュニア選手が潜水キックを取り入れるべきかどうかは、泳力レベルと目的によって明確に分かれます。
【積極的に取り入れるべき人】
・公式大会で短水路(25mプール)のタイムをコンマ数秒削りたい中上級スイマー
・体幹の筋力と柔軟性が十分にあり、水中で安定したストリームラインを維持できる人
・浮上後のファーストストロークへ滑らかにスピードを繋げられる推進力を持つ人
【慎重になるべき・おすすめできない人】
・息継ぎに不安がある初中級者や、過度な息止めでパニックを起こしやすい人
・水中キックの推進力が弱く、水面で腕を回した方がスピードが出るスイマー
・心疾患や高血圧などの持病を抱えているマスターズスイマー(潜水時の急激な血圧変動リスクを避けるため)