2021年の名作テレビドラマ総括!傑作ランキングと配信視聴ガイド

2021年の名作テレビドラマ総括!傑作ランキングと配信視聴ガイドの要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

世帯視聴率という単一の指標だけでは測れない熱量を生み出し、放送後のSNSトレンドを完全掌握したのが金曜ドラマ枠やカンテレ制作枠の作品群でした。

10月期に放送された吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー『最愛』は、第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞の4冠に輝く金字塔を打ち立てました。連続殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央(吉高由里子)と、彼女を追う初恋の刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央をあらゆる手段で守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)。過去の未解決事件と現在の事件が交錯する緻密なプロット、宇多田ヒカルの主題歌「君に夢中」が絶妙なタイミングで流れる演出、そして「愛するがゆえの罪と選択」を描いた切なすぎる結末は、最終回放送後に「最愛ロス」という言葉が飛び交うほどの深い余韻を残しました。

一方、脚本家・坂元裕二の真骨頂が炸裂したのが、4月期の『大豆田とわ子と三人の元夫』(松たか子主演)です。3回結婚して3回離婚した住宅会社社長・大豆田とわ子が、松田龍平、角田晃広(東京03)、岡田将生演じる3人の個性豊かな元夫たちに振り回されながらも自分らしく生きる姿を、洗練された会話劇と映像美で描写。放送当時の世帯視聴率こそ6%前後と控えめだったものの、ネット上では「1秒たりとも聞き逃せない名台詞の宝庫」「人間関係の苦味と愛おしさをこれほど完璧に描いたドラマはない」と大絶賛され、カルチャーシーンに計り知れない影響を与えました。

また、秋にスタートしたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(藤本有紀脚本)は、上白石萌音・深津絵里・川栄李奈がリレー形式でヒロインを務める「ラジオ英語講座と3世代100年のファミリーストーリー」という前代未聞の構造に挑戦。伏線回収の美しさと昭和・平成・令和を紡ぐ圧倒的な人間ドラマが高く評価され、朝ドラ史に残る傑作としての地位を確立しました。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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