「月へんに力」の漢字「肋」とは?読み方・由来から一発変換の裏技まで
「月へんに力」の漢字「肋」とは?読み方・由来から一発変換の裏技までについて専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
結論から明かすと、「月へんに力」の形を持つ漢字は「肋」です。まずは、漢字としての基本的なスペックと正しい筆順を整理しておきましょう。
肋の音読み・訓読みにおいて、音読みは漢音・呉音ともに「ロク」と読みます。訓読みでは「あばら」あるいは「あばらぼね」と読まれます。日常生活で耳にする「肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)」や「肋膜(ろくまく)」では音読みの「ロク」が使われ、会話で「あばらが痛む」と言うときには訓読みが使われています。
漢字の規模としては、肋の画数は全6画です。画数自体は少ないものの、手書きの際に書き順を誤りやすい文字でもあります。文化庁が示す標準的な筆順指針に沿った正確な書き順は以下の通りです。
1画目は左側の月偏における「縦の払い」、2画目は「横から折れて縦に下ろす鉤(かぎ)」、3画目と4画目は中の「2本の平行な横線」を上から順に引きます。そして右側の「力」に移り、5画目が「横折れ鉤」、最後の6画目が左下へとダイナミックに払う「左払い」となります。部首の月を書き終えてから右側の力を書くという、左右構造(偏と旁)の王道パターンを守れば迷うことはありません。
なお、漢字検定(日本漢字能力検定)における配当級は準1級に指定されています。文部科学省が定める常用漢字表(2,136字)には含まれていない「表外漢字」であるため、一般的な公用文や新聞報道では「肋骨」を「ろく骨」「あばら骨」と交ぜ書きされたり平仮名で表記されたりすることが多いのも、見慣れなさを助長する要因となっています。