中国のミッキー」はなぜ話題?著作権解放で激変する巨大ビジネスの真相
中国のミッキー」はなぜ話題?著作権解放で激変する巨大ビジネスの真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
しかし、自由な創作の広がりと背中合わせに存在するのが、きわめて複雑な法的限界だ。パブリックドメイン化されたのは、あくまで1928年当時の『蒸気船ウィリー』に登場する初期のデザインと描写に限られる。赤ショーツと黄色い靴を履いた現代的でカラフルなデザインの権利は、今なおウォルト・ディズニー・カンパニーが固く保持している。
さらに高い壁となるのが「商標権」の存在だ。著作権が保護期間の経過によって消滅するのに対し、商標権は更新し続ける限り永久に存続する。消費者が「ディズニー公式の製品である」と誤認するようなブランディングやマーケティングを行えば、即座に法的な差止請求や損害賠償請求の対象となる。クリエイター側は、著作権の自由利用と商標権の侵害という薄氷の境界線を綱渡りすることを強いられているのだ。