小児脳幹部グリオーマの現実と2026年最新治療|初期症状から新薬治験まで
小児脳幹部グリオーマの現実と2026年最新治療|初期症状から新薬治験までに関する最新の話題を丁寧に解説いたします。
Q1:小児脳幹部グリオーマは生検(組織採取の手術)を必ず行うべきですか?
A1:かつては危険性が高いため画像診断のみで確定することが主流でしたが、現在は分子標的薬治験への参加資格としてH3 K27変異の有無が必須となるケースが増加しています。定位脳手術による生検技術が向上した専門施設では、合併症リスクを最小限に抑えながら組織診断を行う選択肢が提示されます。ただし、患児の神経症状の程度によってリスクとベネフィットが異なるため、脳神経外科の専門チームと綿密に相談する必要があります。
Q2:セカンドオピニオンを求める場合、どこの病院を受診すべきですか?
A2:厚生労働省が指定する「小児がん拠点病院」(全国15施設)や、小児脳腫瘍の症例数が豊富な専門大学病院、国立成育医療研究センターなどが筆頭候補となります。主治医に遠慮することなく「最新の治験の可能性や異なる視点を確認したい」と伝え、診療情報提供書とMRI画像のDICOMデータを取得して受診してください。真摯な医師であれば、セカンドオピニオンの申し出を拒むことはありません。
Q3:大人になってから発症するDIPG・DMGはあるのでしょうか?
A3:DIPGという名称は伝統的に小児(特に15歳未満)に用いられてきましたが、分子生物学的に同等である「びまん性正中神経膠腫(DMG, H3 K27-altered)」は成人(20〜40代以上)の脳幹や視床、脊髄にも発症します。小児に比べると頻度はさらに低くなりますが、成人の場合も同様に放射線治療を軸とした治療戦略と分子標的薬の開発が進められています。