足の小指を強打!骨折と打撲の見分け方と正しいテーピング固定術
足の小指を強打!骨折と打撲の見分け方と正しいテーピング固定術を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
ネット上のQ&AサイトやSNS上では、「小指の骨折で病院に行っても湿布とテープを巻かれて終わり。診察代の無駄だから行かなくていい」といった無責任な言説が散見されます。しかし、こうした言説を鵜呑みにして受診を怠り、取り返しのつかない事態に陥った患者の証言は後を絶ちません。
30代の会社員男性は、自宅のリビングで小指を強打したものの「たかが小指」と信じ込み、3週間にわたって湿布だけで放置しました。痛みが引かないため受診したところ、すでに骨が本来の位置から20度以上外側に傾いた状態で仮骨(不完全な骨)が形成され始めており、「変形癒合」と診断されました。医師からは「完全に元の形状に戻すには、一度骨を人工的に再骨折させて金属ピンで留める手術が必要」と告げられたといいます。男性は手術を断念した結果、今でも細身のビジネスシューズを履くたびに小指の側面が靴に圧迫され、激しい痛みに悩まされています。
一方で、専門医療機関「足指研究所」などが警鐘を鳴らすもうひとつの盲点が「貼るほど小指が使われなくなる」というテーピング依存の弊害です。テーピングは患部を保護する救済策である反面、指本来の「床を掴む運動」を強制的に奪います。痛みが落ち着いているにもかかわらず、漫然と2ヶ月も3ヶ月も指をガチガチに固定し続けると、足指の関節が固まる「関節拘縮」を引き起こし、足底のアーチ構造が崩壊して偏平足や外反母趾、ひいては内反小趾の悪化を招くという二次被害が生じます。固定は骨癒合が得られる最小限の期間に留め、時期を見て適切なリハビリへと移行させなければなりません。