第9Syビルの真相|炎上噂の背景と歌舞伎町テナントの現在地
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週末の深夜、記者は実際に第9SYビルのエントランスから各フロアを歩き、その空気感を観察した。雑居ビル特有のネオンサインが煌めくなか、エレベーターホールには若者たちのグループやカップル、退勤後の飲食業界関係者が行き交う。
ビル内のバーを定期的に利用しているという20代会社員男性は、苦笑交じりにこう話す。
「ネットの噂だけ見ると『足を踏み入れたら身ぐるみ剥がされるスラム街』みたいに思われがちですが、実際はチャージ料金やドリンク代が看板に明記されている普通の店ばかりですよ。ただ、キャッチ(客引き)について行って入るような真似をすれば、どのビルでも揉め事に巻き込まれるリスクはあります」
現場を歩いて見えてくるのは、ビルそのものの危険性ではなく、「歓楽街のルールを知らない利用者の油断」と「一部の強引な客引き店舗」が交錯する都市の盲点だ。エントランスには所轄署による客引き禁止の警告ポスターが掲示されており、ビル管理側も無用なトラブルの排除に神経を尖らせている様子が窺える。