ガムの賞味期限がない理由は?10年前でも食べられる真相と劣化サイン
ガムの賞味期限がない理由は?10年前でも食べられる真相と劣化サインについての最新情報をご紹介します。
日本のスーパーやコンビニエンスストアで販売されているほぼすべての加工食品には、「消費期限」または「賞味期限」の明記が義務付けられています。しかし、板ガムやボトルガムの包装をいくら探しても、日付のスタンプは見当たりません。
この理由は、消費者庁が所管する食品表示法(第3条に基づく食品表示基準第3条第7項)にあります。同基準では、「品質の劣化が極めて少ないもの」として、食塩、砂糖、うま味調味料、氷、酒類、そしてチューインガムについて、賞味期限の表示省略を認めています。
最大手菓子メーカーであるロッテの品質保持データや日本チューインガム協会の資料によると、ガムベースに含まれるガムの水分量はわずか1〜2%程度しかありません。一般的な細菌やカビなどの微生物が増殖するためには一定以上の自由水(水分活性)が必要ですが、ガムの環境下では菌類が増殖できず、腐敗のプロセスそのものが起こり得ない構造になっているのです。