アパ元谷外志雄の現在と総資産|病気説の真相と息子への事業承継
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一般大衆のイメージにおいて、アパホテルといえば「派手な帽子をかぶった名物女性社長」である元谷芙美子氏がアイコンとなっています。そのため世間では「奥さんがワンマンで会社を引っ張っている」「夫は裏方で支えているだけではないか」という誤解が長年根強く存在してきました。
しかし、実際の力関係と役割分担は完全に逆です。元谷芙美子氏の夫である外志雄氏こそが、1坪単位の土地買収価格から金利変動予測、建築資材の調達コストに至るまでをすべて電卓ひとつで弾き出す「冷徹な戦略家」です。芙美子社長は自著や講演会で「私は夫が演出した舞台の上で踊る看板女優に過ぎない」と公言しており、外志雄氏の戦略眼に絶対的な信頼を寄せています。
元谷外志雄氏が遺した元谷外志雄氏の名言には、その経営思想が凝縮されています。
「好況よし、不況さらによし。不況のときこそ、一等地の土地を底値で手に入れられる最大のチャンスである」
バブル崩壊時も、リーマンショック時も、同業他社が投げ出した東京都心の超一等地をキャッシュで買い漁ったのは外志雄氏の決断でした。コロナ禍において多くのホテルが倒産や売却に追い込まれる中、アパグループが即座に療養施設としての受入を表明し、同時に次なる拡張用地を仕込んでいたのも、この哲学がDNAとして組織に染み付いていたからです。