『セーラー服と機関銃』快感の裏側|薬師丸ひろ子の撮影秘話と名作の真相
『セーラー服と機関銃』快感の裏側|薬師丸ひろ子の撮影秘話と名作の真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
映画と同名でリリースされた主題歌「セーラー服と機関銃」は、作詞を来生えつこ、作曲を来生たかおの黄金コンビが手掛け、編曲を名匠・星勝が担当しました。(※来生たかお自身による異名同曲のセルフカバー「夢の途中」も同時期に大ヒットを記録)。
当時の歌謡界において、アイドル歌手の楽曲といえばキャッチーでアップテンポなメロディが主流でした。しかし本作の主題歌は、マイナー調のコード進行と、物憂げでノスタルジックなメロディラインを特徴としています。「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束」という冒頭の歌詞は、映画の持つ哀愁と見事に同期し、世代を超えて日本人の琴線に触れ続けました。
映画公開当時、薬師丸の歌声はビブラートを多用しない「素朴で透明感のある真っ直ぐな発声」として評価されていましたが、歌手活動を本格化させた後の歌唱力は驚異的な進化を遂げています。2010年代以降のオーケストラコンサートやNHK紅白歌合戦での歌唱に見られるように、豊かな声量と深みのある中低音、凛としたソプラノの高音を兼ね備えた本格派ボーカリストとしての評価を確立。ノスタルジーに頼らない現役の表現者として、2020年代半ばを過ぎた現在も音楽ファンを魅了し続けています。