プーチンと安倍晋三「蜜月」の真相|27回会談と領土交渉の全貌

話題沸騰中の プーチンと安倍晋三「蜜月」の真相|27回会談と領土交渉の全貌について、主要な情報を整理して公開しています。

第2次安倍政権が発足した2012年12月から退陣する2026年9月まで、安倍晋三氏とウラジーミル・プーチン氏が重ねた首脳会談は通算27回に達します。国際会議の場を合わせた短時間の接触を含めれば、歴代の日本の首相の中でも群を抜く頻度でした。2016年9月にウラジオストクで開催された東方経済フォーラムでの「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」と呼びかけた演説は、両者の距離感を象徴する名場面として今も語り継がれています。

この親密さは、単なる外交儀礼を超えたトップダウンのディールを目指したものでした。安倍政権は、首脳間の強固な個人的信頼関係(ラポール)を構築することで、第二次世界大戦以降70年以上にわたって膠着していた日露平和条約交渉の突破口を開こうと試みたのです。ロシア側もまた、2014年のクリミア併合以降、欧米から経済制裁を受ける中で、G7の一角である日本とのパイプを戦略的に重視していました。

しかし、当時の外務省関係者や外交記録が明かす内情は、カメラが捉えた温かな光景とは一線を画しています。プーチン氏の側近やロシア外務省の態度は常に冷徹でした。ロシア側の狙いは一貫して、シベリア・極東開発に必要な日本の資金と技術の獲得であり、領土返還をその前提条件とすることは最初から想定していなかったと見るのが国際政治の通説です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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