野暮用とはどんな意味?目上に使うと失礼な理由と言い換え敬語を解説
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野暮用(やぼよう)とは、「取るに足らないくだらない用事」「世俗的なつまらない用事」を指す言葉です。自分自身の用事をあえてへりくだって低く見せるニュアンスを含んでおり、相手に対して「たいしたことのない用事ですので、お気遣いなく」と伝える際などに用いられてきました。
この言葉の核となる「野暮」の対極にあるのが、江戸文化で重んじられた「粋(いき)」という美意識です。「粋」が洗練されていて気が利いており、世情や人情に通じている様を表すのに対し、「野暮」は世情に疎く垢抜けないことや、風流・風情を解さない無粋な様を意味します。語源については、東京都国立市にある谷保天満宮の周辺住人を「谷保(やぼ)の人」と呼んだことに由来する説や、田舎者を指す「野夫(やふ)」が転じた説など諸説存在します。
つまり、風流でも特別でもない「生活感あふれる雑多な用事」を自虐気味に表現したものが「野暮用」の正体です。親しい間柄での軽妙なやりとりには馴染むものの、品格や改まった態度が求められる場にはそぐわない性質を持っています。