ガソリンスタンドのタイヤ空気圧点検は無料?セルフ充填手順と放置リスク
ガソリンスタンドのタイヤ空気圧点検は無料?セルフ充填手順と放置リスクの真相について、専門知識を基に徹底解説します。
空気を入れる前に必ず把握しなければならないのが、その車両専用の「指定空気圧」です。勘や経験則で適当に入れてしまうと、乗り心地の悪化や偏摩耗の原因になります。
確認作業は極めて簡単です。適正空気圧ドア開口部ラベル確認方法として、運転席のドアを開けた車体側の柱(Bピラー)またはドアの側面に貼られている四角いステッカーを目視してください。国産車・輸入車を問わず、ほぼ100%の車両がこの位置に規定ラベルを備えています。
ラベルには前輪・後輪ごとの適正値が「kPa(キロパスカル)」または「kgf/㎠」の単位で記載されています。例えば「前輪 240kPa / 後輪 230kPa」のように記されています。最新のデジタル充填機はkPa表示が標準ですので、記載されている数字をそのまま機械に入力するだけで完了します。
ここで見落としてはならない重大な物理的盲点が、「タイヤの温度」です。空気は熱によって膨張するため、高速道路を走った直後や長距離ドライブの直後は、タイヤ内部の空気が温まって空気圧が一時的に10〜20%(20〜40kPa程度)高く表示されます。
タイヤメーカー各社が公表する指定空気圧は、タイヤが完全に冷えた「冷間時」の数値を基準としています。したがって、自宅から数キロ以内の最寄りのスタンドで走行開始直後に測るのが理想です。高速走行直後などタイヤが熱い状態で測定する場合は、指定空気圧より10〜15kPa程度高めに入っている状態が正常であり、そこで空気を抜いて指定値に合わせてしまうと、タイヤが冷えた際に深刻な空気圧不足に陥るため厳禁です。