川栄李奈の襲撃事件から現在まで|手の傷と卒業理由の真相、女優への飛躍
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アイドル史における最大の悲劇の一つとして記録されているのが、2014年5月25日に岩手県滝沢市の「岩手産業文化センター アピオ」で発生したAKB48握手会襲撃事件です。33rdシングル『ハート・エレキ』および34thシングル『前しか向かねえ』の全国握手会イベントの最中、ファンとの交流スペースである第6レーンに突如として凶刃が持ち込まれました。
当時19歳だった川栄李奈さんと、同じくメンバーの入山杏奈さん(当時18歳)、そしてとっさにメンバーを庇おうとした会場整理の男性スタッフ1名が、ノコギリ状の刃物を持った男に無差別に切りつけられました。当時の警察発表および報道各社の取材データによると、犯人は青森県十和田市在住の当時24歳の無職の男でした。
男は犯行時、折りたたみ式のノコギリ(刃渡り約50センチメートル)をジャンパーの内側に隠し持って手荷物検査をすり抜けていました。取り調べにおいて犯人は「AKBの特定のファンだったわけではない」「仕事がうまくいかずイライラしており、人が大勢集まる場所で無差別に人を傷つけたかった」と供述。特定のメンバーに対する怨恨ではなく、社会的孤立と個人的な不満を無関係な若者たちへ向けた通り魔的凶行であったことが裁判で明らかになりました。2015年2月、盛岡地方裁判所は犯人に対し懲役6年の実刑判決を言い渡しています。