新生児の口呼吸は危険?口を開けて寝る理由と受診すべき緊急サイン
新生児の口呼吸は危険?口を開けて寝る理由と受診すべき緊急サインについての最新情報をご紹介します。
生理的な鼻づまりと、直ちに治療を要する重篤な気道閉塞・呼吸不全には明確な境界線が存在します。小児科医が診察室で瞬時にチェックしているポイントを理解しておくことで、夜間の急な異変にも慌てず対応できます。
特に注意深く観察すべきなのが、新生児の陥没呼吸チェックです。赤ちゃんが息を吸い込む瞬間に、胸の中央(胸骨の上下)や肋骨の下、首の付け根(鎖骨上窩)が皮膚ごとペコペコと深く凹む動きをしていないかを確認してください。これは、狭窄した気道から無理に空気を吸い込もうとして強い陰圧が胸腔にかかっている証拠であり、呼吸仕事量が限界に近づいている警戒サインです。
さらに見過ごせないのが新生児のチアノーゼ症状です。血中酸素飽和度(SpO2)が低下すると、唇や口腔粘膜、舌の裏側が紫色や土褐色に変色します。手足の先だけが冷たくて青白い場合は単なる末梢血管の収縮(生理的反応)であるケースもありますが、唇や顔の中心部が青紫になっている場合は即座の酸素投与が必要です。
また、新生児の睡眠時無呼吸の真相についても正しい知識が求められます。新生児は呼吸中枢が未熟なため、「周期性呼吸」と呼ばれる、5〜10秒ほど呼吸を止めた後にハァハァと速い呼吸を繰り返す現象を頻繁に起こします。これは正常な発育過程の一環ですが、「無呼吸が15〜20秒以上続く」「脈拍が急激に低下する」「無呼吸とともに顔色が真っ青・真っ白になる」場合は、病的な無呼吸発作として直ちに救急対応を行わなければなりません。