ロバート・レッドフォード名作と引退理由の真相|現在の姿まで総力検証
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膨大なフィルモグラフィを誇るロバート・レッドフォードのキャリアにおいて、最高傑作としてどの作品を挙げるかは映画ファンの間で常に白熱するテーマです。米映画批評サイトRotten Tomatoesの評価スコアや米映画芸術科学アカデミーの受賞歴、さらに日本のキネマ旬報読者選出ランキングなどの客観データを総合すると、上位に君臨する作品には明確な共通点が存在します。
その筆頭が、1973年公開の映画『スティング』です。第46回アカデミー賞で作品賞・監督賞を含む7部門を独占した本作は、どんでん返しの脚本術とスコット・ジョプリンのラグタイム音楽が完璧に融合した犯罪劇の金字塔。親友を殺された若き詐欺師ジョニー・フッカーを演じたレッドフォードは、青臭い野心と哀愁を軽妙なユーモアで包み込み、自身初のアカデミー主演男優賞ノミネートを果たしました。そして、この熱狂の土台となったのが、1969年の『明日に向って撃て!』です。実在したアウトロー、サンダンス・キッド役を射止めたことで、無骨なカリスマであるブッチ・キャシディ役のポール・ニューマンとの「映画史上最も美しいバディ関係」が完成しました。
単なる娯楽作にとどまらず、社会の構造的な闇を鋭く抉り出した『大統領の陰謀』では、自ら映画化権を買い取って製作を主導。巨大な国家権力に立ち向かう新聞記者の執念を過剰な劇的効果を排してリアルに描き切り、後世の社会派サスペンスに決定的な影響を与えました。おすすめ映画を1本選ぶならば、万人を陶酔させる脚本の妙味を味わうなら『スティング』、大人のほろ苦い人生哲学に触れるなら『明日に向って撃て!』が不動の二大推薦作です。