「何が出るかな」元ネタと曲名は?ごきげんよう秘話と小堺一機の現在
「何が出るかな」元ネタと曲名は?ごきげんよう秘話と小堺一機の現在についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
誰もが口ずさんだ「何が出るかな何が出るかな」のフレーズについて、長年ネット上では「子ども向けアニメの主題歌ではないか」「番組のためにスタジオミュージシャンが即興で作ったジングルでは?」といった推測が飛び交ってきました。しかし、この疑問に対する決定的な解答は、1990年代初頭のクラブカルチャーおよび音楽シーンの熱気の中に存在します。
サイコロを振る際にバックで流れていた楽曲の元ネタは、キューバのマンボの王様であるペレス・プラード(Pérez Prado)の名曲群をベースにアレンジされた『マンボのビート(Mambo Beat)』です。そして、あの強烈なブラスサウンドと疾走感あふれるパーカッションを演奏していたアーティストこそ、1990年代初頭に巻き起こった「平成マンボブーム」の立役者である東京パノラママンボボーイズでした。
東京パノラママンボボーイズは、パラダイス山元(パーカッション)、コモエスタ八重樫(DJ)、ゴージャス尾原(MC)の3人によって結成された異色のマンボユニットです。彼らが1991年に発表したメジャーデビューアルバム『マンボ天国』に収録された楽曲のエッセンスが、同年にスタートした『ごきげんよう』のスタッフの耳に留まり、番組の象徴的コーナーのBGMとして抜擢されました。
ここで多くの人が抱く最大の謎が、「『何が出るかな』という歌詞は誰が歌っていたのか?」という点です。実は、市販されたCDの音源には「何が出るかな」というボーカルや歌詞は一切入っていません。あのフレーズは、司会の小堺一機がマンボのリズム(チャチャチャのリズム)に合わせてアドリブで発した掛け声に、スタジオの観覧客やスタッフが唱和したことで生まれた、完全な「現場発祥のコール&レスポンス」でした。
ブラスのキレの良い裏打ちに合わせて「何が出るかな、何が出るかな、チャラランランラン、ボヨヨン!」と落ちをつける構成は、小堺の卓越したリズム感とお笑いセンスが生み出した奇跡的なケミストリーであり、レコード化された既存の歌詞をなぞったものではなかったのです。