セルフネグレクトの意味とは?原因と若者・高齢者に迫るリスクを徹底究明

セルフネグレクトの意味とは?原因と若者・高齢者に迫るリスクを徹底究明の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

セルフネグレクト(Self-Neglect)は、日本語で「自己放任」と訳されます。具体的には、十分な食事を摂らない、着替えや入浴を怠る、住居にゴミを溜め込んで不衛生を放置する、必要な病気の治療や服薬を拒むといった行動を通じ、自らの健康や生命を著しく損ねている状態です。虐待防止の文脈においては「自らに対するネグレクト(世話の放棄)」と位置付けられています。

一般的な「ズボラ」「片付けが苦手」といった個性との決定的な違いは、生命維持の最低限度を割り込んでいる自覚があるか否か、そして自力で状況を回復させる意欲と認知機能が維持されているかどうかにあります。セルフネグレクトに陥った当事者の多くは、周囲から見れば一刻を争う異常事態の中にありながら、「自分はこれでいい」「誰にも迷惑をかけていない」と頑なに現状を肯定、あるいは無関心を決め込む傾向が見られます。

厚生労働省実態調査まとめや内閣府の報告資料によれば、本人が自発的に外部へSOSを発信することは極めて稀です。悪臭や害虫の発生による近隣住民からの苦情、家賃やライフラインの滞納を契機に外部が介入した時点で、すでに生活破綻から数か月〜数年が経過している事例が後を絶ちません。自らを大切にする感覚(自尊感情)そのものが摩耗し切ってしまった結果、自己を消去するかのように生活機能を麻痺させてしまうのが、この現象の恐ろしい核心です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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