犬に噛まれたら放置は危険!病院の選び方と応急処置・法的対応の全手順

犬に噛まれたら放置は危険!病院の選び方と応急処置・法的対応の全手順にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

犬に噛まれた現場で何よりも優先すべき行動は、受傷箇所に侵入した犬の唾液と細菌を物理的に体外へ排出することです。厚生労働省や救急医療の標準治療指針において、咬傷事故発生直後の初動がその後の感染発症率を決定づけることが実証されています。

受傷直後の正しい応急処置の手順は以下の3ステップです。

ステップ1:水道水の流水で15分以上徹底洗浄する
患部を清潔な水道水の流水にさらし、創部の奥に入り込んだ唾液を洗い流します。この際、傷口の周囲を指で軽く圧迫し、血や組織液と一緒に細菌を外へ押し出すように洗い流すのが極めて効果的です。石鹸を使用する場合は、創部を強くこすらず、泡で優しく汚れを浮かせたのち、入念に水で流してください。

ステップ2:清潔なガーゼで軽く保護し、圧迫止血を行う
洗浄後は、清潔な医療用ガーゼやタオルを当てて軽く圧迫し、止血を試みます。血が止まらない場合でも、止血帯などで患部より心臓側を過度に締め付けることは血流障害を招くため避けてください。

ステップ3:患部を心臓より高い位置に保ち、即座に病院を手配する
特に手や腕、足を噛まれた場合、患部を心臓より高く挙上することで、うっ血や急激な腫れを抑えられます。

一方で、絶対にやってはいけないNG行動が2点存在します。1点目は「市販の消毒液(マキロンやヨードチンキなど)をいきなり吹きかけること」です。強力な消毒成分は傷口の正常な組織細胞を破壊し、自己治癒力を低下させるだけでなく、奥深くに入り込んだ細菌の殺菌には不十分です。2点目は「キズパワーパッドなどの密閉型ハイドロコロイド絆創膏を貼ること」です。犬の咬傷は嫌気性菌(酸素を嫌う菌)が多く、密閉環境を作ると傷口の内部で爆発的に細菌が増殖し、蜂窩織炎や筋膜炎へ急速に悪化します。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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