毛沢東の元秘書・李鋭の真実|失脚劇と激動の日記が暴く中国の暗部
毛沢東の元秘書・李鋭の真実|失脚劇と激動の日記が暴く中国の暗部に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。最新情報を求める方は必見です。
現在、李鋭を巡る最も熱い焦点となっているのが、彼が1935年から2018年までの80年以上にわたり毎日書き綴った「李鋭日記」です。そこには、会議の議事録、最高指導者たちの生々しい発言、人事の裏工作、私的な苦悩が検閲を一切受けない形で記録されています。
李鋭の遺志を受け、娘の李南央はこの膨大な日記と手紙、写真を米スタンフォード大学のフーヴァー研究所へ寄贈しました。同研究所はこれらをデジタル化し、世界中の研究者に広く公開しました。しかし、党史の闇が白日の下に晒されることを恐れた中国側は、李鋭の後妻(張玉珍)を原告に仕立て上げ、北京の裁判所で「日記の所有権」を主張する訴訟を起こしました。北京の裁判所は中国当局の意向に沿って返還を命じる判決を下しましたが、スタンフォード大学側は米国の法制度に基づき「正当な寄贈である」として所有権確認の逆提訴(Quiet Title訴訟)を行い、両国の司法を巻き込んだ前代未聞の対立が続いています。