『君の名は。』聖地巡礼完全ガイド!飛騨・諏訪湖・四谷の現在と裏設定
『君の名は。』聖地巡礼完全ガイド!飛騨・諏訪湖・四谷の現在と裏設定にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
三葉の故郷である「糸守町」のルーツを辿ると、複数の地域が持つ固有の景観を組み合わせた重層的な美術設定が浮かび上がってきます。
瀧が三葉を探して降り立った飛騨古川駅(岐阜県飛騨市)は、跨線橋から見下ろす線路のレイアウトや、駅前タクシー乗り場の佇まいが劇中そのままの姿で保存されています。三葉が巫女舞を奉納する宮水神社のモデルとされる気多若宮神社(飛騨市古川町)も、荘厳な石段と杉木立が訪れる者を圧倒します。
一方、隕石落下の爪痕を残すカルデラ湖「糸守湖」のビジュアルにおいて、決定的なインスピレーション源となったのが長野県の諏訪湖です。高台に位置する立石公園から見下ろす諏訪湖の円形パノラマと、夕暮れ時の「かたわれ時」を想起させるマジックアワーの美しさは、劇中の糸守湖と驚くほど一致しています。
さらに、物語の核心である宮水神社の「御神体」が鎮座するすり鉢状のカルデラ地形については、東京都に属する伊豆諸島の孤島・青ヶ島が有力なモデルとされています。二重カルデラという世界的に珍しい自然造形と、太古の神話が息づく絶海のロケーションが、作品の神秘性を担保する重要なピースとなりました。