【衝撃の真相】さんまのブラックデビルは高田純次の代役?誕生秘話を徹底解説
【衝撃の真相】さんまのブラックデビルは高田純次の代役?誕生秘話を徹底解説に関する詳細情報を徹底的にまとめました。最新データをご確認ください。
急遽ブラックデビルの衣装を引き継ぐことになった明石家さんまでしたが、当初用意されていた台本通りの悪役を演じる気は毛頭ありませんでした。全身黒タイツに身を包み、耳を覆う黒い頭巾を被せられたさんまは、自らの武器である「圧倒的な喋り」を封じられかねない設定を逆手に取り、キャラクターの輪郭をアドリブで再構築し始めます。
ブラックデビルを象徴する最大のトレードマークといえば、あの異様な笑い声です。両手をパタパタと羽ばたかせながら発する「クッチャ、クッチャ、クッチャ」「ウェーッハッハッハ!」という怪奇な鳴き声は、台本に一切書かれていなかった明石家さんまオリジナルのアドリブでした。当時、本人が後年のインタビュー等で明かしたところによると、マスクの息苦しさと視界の悪さの中で、ビートたけしを挑発しスタジオのスタッフを笑わせるために咄嗟に口から出た擬音だったと述懐されています。
さらに革新的だったのは、悪役でありながら「素の明石家さんま」を隠そうともしないメタ構造を持ち込んだ点です。怪人としての芝居を続けながらも、ふとした瞬間に「おい、たけし!」「お前それ本気で叩いとるやろ!」と関西弁の素に戻って愚痴をこぼし、カメラの向こうのディレクターに向かって「いまのカット使えよ!」と指を差す。従来の特撮ヒーロー番組のパロディという枠組みを軽々と踏み越え、「着ぐるみを着た芸人同士が極限の生身で殴り合う」という新たな笑いのフォーマットを確立した瞬間でした。
数回の代役を経て高田純次が病気から回復した際、すでにブラックデビルは明石家さんまの強烈なパーソナリティと分かちがたく結びついていました。その圧倒的なウケと視聴率の上昇を前に、制作陣が高田純次を元の役に戻すという選択肢は消滅し、さんま版ブラックデビルが正式に固定されることとなったのです。