ぼんじりとはどこの部位?油壺の下処理から絶品焼き方まで徹底解剖

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ネット上のグルメコミュニティや知恵袋などで長年議論されているのが、「ぼんじりと『ぼんぼち』は別物なのか」という呼び名の真相です。

食肉流通の業界基準および各地の老舗割烹・焼き鳥店への取材調査を総合すると、「ぼんじり」と「ぼんぼち」は基本的に同じ鶏の尾肉部位を指しています。関東圏を中心に「ぼんじり」と呼ばれる頻度が高いのに対し、多摩地域や神奈川・静岡の一部、あるいは東北の特定地域では古くから「ぼんぼち」「ぽんぽち」という呼称が親しまれてきました。語源としては、アイヌ語由来説や、お尻の丸い突起を指す古語「ぼぼち」が転じた説など諸説が存在します。

ただし、仕込みの現場レベルでは明確な「仕様の違い」として使い分けられる場面もあります。尾骨(軟骨)を完全に抜き取った柔らかい精肉状態を「ぼんじり」、軟骨をあえて残してコリコリした歯触りを残したものを「ぼんぼち」と呼び分ける職人も存在します。

もうひとつ、消費者の間で「ぼんじりは脂っこすぎる」「胃もたれする」と敬遠される理由には、明確な生化学的背景があります。ぼんじりの直上には、鳥類特有の器官である「尾脂腺(びしせん=通称・油壺)」が隣接しています。鶏はこの油壺から分泌される油脂をくちばしで全身の羽に塗りつけ、雨水を弾く防水コーティングを行っています。尾羽を動かす筋肉自体にも脂質が緻密に蓄えられているため、ひと口噛むだけで他の部位とは比較にならない純度の高い脂が舌の上に広がるのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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