自主警察の違法性と私刑リスク|自警団との違いや法的境界線を徹底解明

自主警察の違法性と私刑リスク|自警団との違いや法的境界線を徹底解明の総合ガイドをお届けします。最新トレンドが満載です。

一般人が警察気取りで他人に干渉する「自主警察」現象は、インターネットとSNSの普及に伴い先鋭化してきました。かつてコロナ禍で猛威を振るった自粛警察から、動画の再生数稼ぎを狙った私人逮捕系配信者の出現を経て、現在は「ルールを守らない者を自らの手で懲らしめる」という歪んだ正義感に基づくリアルな介入行動へと変質しています。

ここで明確に区別しなければならないのが、地域社会に根ざした「自警団」や「防犯ボランティア」と、問題視される「自主警察」の違いです。地域自治会などが組織する防犯活動は、警察や自治体と連携し、犯罪の抑止や街の安全見守りを主目的としています。これに対し、自主警察と呼ばれる動きは、個人の主観的な善悪判断や鬱屈した攻撃衝動を動機とし、他者への直接的な実力行使や糾弾を伴う点が決定的に異なります。

日本の法秩序において、国家の許可なく一般市民が実力組織を結成して治安維持を担う「私設警察」は一切認められていません。警察官職務執行法に基づく職務質問や所持品検査は、厳格な法的手続きと訓練を受けた警察官のみに許された行政警察活動であり、一般人がこれらを模倣して通行人を呼び止めたり尋問したりする行為は、それ自体が法秩序を脅かす危険行為とみなされます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest