なぜ南インドカレーが大ブーム?北との違いと絶品ミールスの魅力を徹底解説
なぜ南インドカレーが大ブーム?北との違いと絶品ミールスの魅力を徹底解説について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。
日本の外食市場で長く親しまれてきたインドカレーの多くは、実はパキスタン国境に近い北インドやムガル帝国宮廷料理の流れを汲むものです。これに対して、近年のスパイスブームを牽引しているのがインド南部(タミル・ナードゥ州、ケララ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州など)の郷土料理です。この2つは、気候・主食・油脂・使用するスパイスの構成において完全に別物といっても過言ではありません。
南インドは年間を通じて高温多湿な熱帯気候であり、広大な稲作地帯が広がっています。そのため主食は小麦(ナンやチャパティ)ではなく米(ライス)が中心です。さらに、乳脂肪分(ギーや生クリーム、バター)を多用して濃厚にとろみをつける北インドに対し、南インドではココナッツオイルや植物油をベースにしたサラサラの仕立てが基本となります。この軽やかな口当たりとスピーディーな消化の良さが、現代の健康志向と見事に合致したことがブームの決定的な引き金となりました。