日光東照宮「三猿」の真実!全8面が描く人生の教訓と修復の謎
日光東照宮「三猿」の真実!全8面が描く人生の教訓と修復の謎の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
日光東照宮の三猿は3匹ですが、実は海外や一部の地域では「4匹目の猿」が存在するケースが珍しくありません。
海外に広まる「しざる(せざる)」の存在
欧米やアジア諸国では、三猿は「Three Wise Monkeys」として広く知られています。しかし、インドやアフリカ、西洋のアンティークなどでは、股間を手で隠す姿や腕組みをした姿の4匹目の猿「せざる(Do no evil / 悪を行わざる)」が加わった「四猿」の形態をとることがあります。 孔子の『論語』にある「非礼勿動(礼に非ざるものは動く=行うなかれ)」を忠実に再現する場合、この4匹目が配置されるのが論理的です。
なぜ日光東照宮は「あえて3匹」なのか
日光東照宮で4匹目の「せざる」が省かれた理由については、主に以下の学術的・文化的要因が指摘されています。 * 語呂と美意識: 奇数を陽とする日本の伝統的な数秘術において、「三」は調和と安定を表す神聖な数字であること。 * 心理的解釈: 「悪を見ず、聞かず、言わなければ、悪を行う(せざる)根本原因がそもそも生まれない」という、行動以前の心の統制を重視した高度な倫理観。 悪の誘惑の入り口となる情報摂取(視覚・聴覚)と発信(言語)をコントロールすれば、行動の過ちは自然に防げるという、極めて合理的かつ実践的な心理誘導が意図されています。