フィンクの危機モデル4段階とは?看護計画・実習に活かす実践ガイド

フィンクの危機モデル4段階とは?看護計画・実習に活かす実践ガイドの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

実際の臨床現場や実習記録において、フィンクの危機理論をどのように看護過程に落とし込むのか、脳梗塞による右片麻痺と失語症を呈した中途障害の事例をもとに紐解きます。

臨床事例:50代男性・会社員(A氏)のケース

働き盛りで脳梗塞を発症し、右半身の麻痺が残ったA氏。入院当初は「明日には会社に戻るから荷物をまとめてくれ」と看護師に指示し、麻痺しているはずの腕を無理に動かそうとしては苛立ちを見せていました(防御的退行期)。

その後、主治医から後遺症の固定について説明を受けると、A氏は一転して病室のカーテンを閉め切り、食事にも手をつけず「もう自分は終わりだ、生きていても家族の迷惑になるだけだ」と涙を流すようになりました(承認期)。

看護関連図と看護診断の立案

実習関連図を作成する際、病態生理(脳梗塞による神経脱落症状)と心理反応(承認期における自己無価値感)を連結させます。このとき、看護診断は以下のように展開されます。

  • 看護診断名:状況的自尊心低下、または非効果的コーピング
  • 関連因子:不可逆的な身体機能の喪失、社会的役割の喪失危機
  • 看護目標(短期):辛い感情を表出し、自身の存在価値を否定せずに過ごすことができる。
  • 看護計画(O-P):発言内容(絶望感・希死念慮の有無)、食事摂取量、睡眠状況、表情の観察。
  • 看護計画(C-P):訴えの傾聴、プライバシーの保護、安易な助言の回避、ナースコールを手元に配置。
  • 看護計画(E-P):ご家族に対し、A氏が現在深い悲嘆の時期にあること、無理に元気づけようとせず静かに見守る重要性を説明。
山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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